英単語は文字を映像にして覚える

tacchan

2009年08月04日 20:17

 将棋の大会で名古屋からの帰りで、中学生の大村君と話していると、「単語は書くのはめんどくさい。見て、文字列を映像にして覚えていく」と言っていた。茂木さんの本に挑戦しているような考え方だ。
井上ひさしの『吉里吉里人』に、百科事典をカメラのように映像として文字列を写し取り、見開きを5秒で覚えていき、クイズで答えまくるという話があった。
百科事典を映像として覚えていくのは不可能かもしれないが、英単語を映像として覚えていくことは、可能かもしれない。ただ、大村君は将棋盤を頭の中に思い浮かべられるだけの、映像化の能力がある。試してみたがうまくいかないという声がそこらじゅうから聞こえてきそうだが、将棋などで頭に映像をつくる訓練をしている人にはできるはずだ。
単語は映像化しやすくするように、大きな字で色をつけたり、文字列自体をレタリングでイラスト化したりすると普通の人でも効果があるかもしれない。
小学校の先生が新出漢字を朱書きで習字でカードを作って貼ってくださったのは、漢字を覚えるのによかったのかもしれない。
映像化して覚えていくことの訓練方法が確立されると、基礎知識の暗記の他、外国人の教育問題などにも成果がでるのではないだろうか。

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